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「ちょこざいなっ!」

お酒を飲みながら日々の雑感をダラダラとつづるブログ

日本酒の行き先

昨日ある杜氏さんと飲んだんです。

日本酒杜氏さんです。

僭越ながら。

耳に残ったのが

「香り高いのは飲み続けられない」

という言葉。

文字通りに言ったわけではないけど

似たようなこと言ってた。

1日たってそれが頭の中でグワングワン響いてる。

 

 

結局同じようなこと書きます。

結局普通酒とか本醸造だよねと。

けどまぁ聞いてください。

 

第何次かわからない日本酒ブームが起きてます。

傾向としては“純米”かつ“華やか”なもの。

あとはその周辺の正統派系と変わり種系。

生酛とかロックで飲むとかそんなんかな?

 

基本的には“良い酒”を目指す傾向にあるのかな。

と思います。

それ自身は悪くないと思う。

技術力もあがるし色んな酒が楽しめるし。

 

今“良い酒”に偏ってしまっているのは、

シチュエーションによる場合分けができてないからだと思うんです。

それはメーカー、小売、そしてもちろん消費者も。

 

思い出すのはアルゼンチンで滞在した2週間。

アルゼンチンのお酒と言えばやはりワインで

美味しいワインを色々飲ましていただいたのですが、

今から考えれば不思議だったのが、

『ご飯の時に飲むワイン』

『ご飯の後に飲むワイン』

の2種類に分かれていたこと。

ワインは基本的に食中酒だと思ってた自分にとって

食後に普通のワイン飲むのは驚きでした。

アイスワインみたいなデザートワインならわかるんだけどね)

 

彼らに直接聞いたわけじゃないからわからないけど

分け方としては

安いワイン=食中

高いワイン=食後

的な分け方だったと思います。

 

食後に友人2人と部屋にこもって

ワインやビール飲みながら色んな話したの懐かしいなー。

楽しかったなー。

 

ようは彼らの中で

同じ“ワイン”でも食中酒と食後酒の違いは明確わったわけです。

より細かいメモリの物差しを持っていた。

だから使い分けることができたんだと思います。

 

 

 

今日本の各蔵が力入れてるところって

アルゼンチンで自分が経験した食後酒的なとこだと思います。

日本酒単体で成立して美味しいってカテゴリー。

ここが一番最初の杜氏さんの言葉につながってきます。

このカテゴリーって毎日は飲めないんですよね。

重くなってきちゃうから。

飲み続けられないんですよ。

たまに飲めば美味しくて華やかだしリフレッシュできる。

けど毎日飲む酒ではないんですよね。

 

『毎日は飲めない酒』

に今日本の過半の酒蔵が力を入れちゃってる。

それが現状なのかなーと思います。

たまに飲んで満足できる酒=日本酒

ってなってしまったらそれこそ潰し合いだよなーと思う。

キレイで美しい酒も必要だけど

単価が安くてダラダラと毎日飲めるような酒

も必要だと思うし日本酒はそこに力入れていかないとダメになっちゃうんじゃないか。

とかこの日本酒ブームで思っちゃうくらいには

ネガティブな思考回路なのです。

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