食と農のリテラシーブログ

主に農業のことを書いていきます

個人小規模農家の“稼ぎ方” 〜農業で食べていくために〜

農業は稼げるのか稼げないのか論争

が活発ですが実際どうなのか。

 

『農業 稼ぐ』

 

で検索してみると、

 

1位に「農業は稼げる」

2位に「農業は稼げない」

 

と両極端の記事が並びます。

f:id:taku1907:20181109172910p:plain

 

この検索結果への感じ方は、現在就農している人でもまちまちだと思います。

 

というわけで、

 

 

1.稼いでいると言われる農業と実際の農業 

2.農業で生計を立てていくことは可能なのか

 

 

ということを書いていこうと思います。

さすがに全農業経営体を包括して書くことはできないので

今回の考察の対象は『個人かつ小規模*1で新しく始める(た)』農家というくくりで書いてみようと思います。

(畜産・花卉は条件が異なってくるので、ここでは取り扱わないこととします。)

 

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答え

最初に2の答えを言っちゃうと、

可能です。

が、もちろん努力がいります。

そしてやり方しだいです。

 

・・・

 

あぁっ!!ここでページを離れないでください!!

ちゃんとその答えを書いていきますから!!

 

とりあえず答えが知りたいと言う方は…

最後の普通の農業で稼ぐにはをお読みください。

そのことを理解していただくための前提条件もダダっと書いていきますのでそっちも読んでくれると嬉しいなぁ…。

 

そもそも“稼げる”農業とは?

上記の検索結果1位の記事(以下)は、”稼げる”農業の例です。

農業は稼げる!週休5日で年収2000万円のホワイト環境 – アゴラ

他にも 

 

「農業で稼ぐ!◯千万、◯億!」

「1つ◯万円でも飛ぶように売れる」

 

みたいなの結構ありますよね。

 

こういう情報に接すると、

『農業は楽に稼げるんじゃないか』

と考えられる人もいらっしゃるかもしれませんが

かなり“”の要素が強いと思います。

 

 

この記事の方はブルーベリーの販売で稼いでいるそうなのですが、

そもそもブルーベリーと出会えたというところから始まって…

 

・ちょうど良い土地を得ることができたこと

・得られた土地でブルーベリーを作ることができたこと

・ブルーベリーブームがやってきたこと

・省力化・効率化する術を持っていたこと

 

などが合わさり現在の状況を作り出すことができたんだと思います。

(聞いてないし本も読んでないんでわかんないですけど)

 

稼げる農業のパターン

現状”稼いでいる”農業は大きく以下の2つのパターンに分かれます。

 

1.大規模にしてたくさん売る

2.珍しい作物(例えばマンゴーなど)を高単価で売る

 

このどちらかで、

(当たり前の話で申し訳ないんですが)基本的には、

を売るか、高く売るかのどちらかです。

上の記事は2番に該当します。

 

ただそれぞれ問題もあって…

 

“大規模化”のリスク

1.の場合、無闇矢鱈と規模を拡大していけば作業効率が悪くなり管理が行き届かなくなります。

そもそも

近くに条件のいい土地があるか

そこを借りる(買う)ことができるのか

という問題から始まり、

 

貸主に土地を返せと言われる不安はないか…とか、

その上にハウスを建てた場合ハウスの所有権はどうなるのか…とか。

様々な心配事がつきまといます。

 

大量に栽培しても売り先があるかどうか(もしくは作れるかどうか)も問題ですし、

同一作物だと病虫害へのリスクも跳ね上がります。

(つい最近、今夏の酷暑で大量の葉物野菜をダメにしたという話を聞きました。億単位の損害だそうです…)

 

 

“珍しい作物”のリスク 

2.の場合も、

売り先問題から始まり、

そもそもの市場が小さいがゆえのパイ(=市場)の奪い合いがありますし

珍しい作物がゆえに消費者に”飽きられ”、ブームが去ってしまえば終わりです。

当然ですが作物が土地や気候に合うかどうかということも重要ですし

こちらもこちらで色々なリスクがあります。

 

“運”が左右する 

どういう農業を志向するかはもちろん重要ですし、

これらの問題やリスクを一つずつ潰して稼いでおられる方も沢山いらっしゃるんでしょうけど(もちろん上記の人も色んな不安要素を潰した上での成功でしょうけど)、

周りの環境に左右されることが多い分

 

『いい条件を引き当てられるか』

 

という”運”の要素がかなり強いなという気がしています。

作物がその土地に合うか合わないかなんて作ってみないと本当にわからないですしね。

 

 

 

“普通”の農業のリアル

 

「農地も農機具も販路もそのまま引き継ぎます!売上は十分あります!」

とか

「売り先は決まってるのであとは作るだけです!売上は十分あります!」

など

生産にだけフォーカスしていれば問題ない状態だ。 

という人はかなり恵まれた人ですよね。いいな。

なのでとりあえずここでは考えません。

 

ほんとはJAがこういうとこカバーしてくれたらいいんですけどね。

ひまずJAは置いといて、話を進めていきます。

《農地》《作物》《販路(売り先)》という順に見ていきます。

 

《農地》

農業をするにあたって絶対必用なのが“農地”ですが、

基本的に選べません。

実家が農業をしていた(している)人は農地を引き継ぐ形になりますし、

バックグラウンドがない人はなんとかして(本当になんとかして)農地を手に入れます。

ツテなしコネなしで就農する人は農地の取得が一番最初に訪れる超難問です。

あっさり手に入った人はかなりラッキー。

 

 

取得できる農地もまちまちで…

日当たりが良かったり悪かったり。

水はけが良かったり悪かったり。

農地どうしが近かったり遠かったり。

形が整っていたりいびつだったり。

道からアクセスしやすかったりしにくかったり。

します。(よね?)

 

先程も書きましたがやりたい作物があっても土地に合うかどうかは作ってみないとわかりません。

畑の特徴も実際にやってみないとわかりません。

「えっ、ここだけ水はけ悪いんだけど…」

とか結構あります。

ありますが、農地を取得しちゃえば基本的にその農地でやっていくしかありません。

 

《作物》

『農家になったら好きなもの作っていっぱい食べて…』

という想像を膨らませて

“ぐふふ”

となるかも知れません。

 

が、

これも就農する場所(地域)次第である程度限定され(ると思い)ます。

 

就農時に

「今後どういう風にやっていくか」

という計画*2を提出する必要があります。確か。

 

計画は実効性があるように見えるものでないといけません。

で、これはほんとに担当の人や計画の具体性によるので一概には言えないんですけど、

基本的には、その地域でメインに作ってる作物を推奨されます。

 

例えば私の地元はキャベツやタマネギの指定産地*3となっています。

地域全体でキャベツやタマネギの栽培技術の蓄積がありますし取扱量も多いのでこれらの作物を(ほぼ間違いなく)勧められます。

 

その地域の反収(10aあたりの取れる量)と価格がわかるので、

「◯円稼ごうと思ったら、◯aくらい必要だね」

という単純な計算になるわけです。

 

例)たまねぎ

反収:3920kg/10a

単価:120円/kg

とすると、

3920kg/10a × 120円/kg = 470,400円/10a

なので、10aで約47万の売上になります。

 

 

仮に、年間500万円の売上が欲しいとすると

500万円 ÷ 47万円/10a = 10.6×10a =106a(=1.06ha)

約1haあれば500万円の売上を得られるわけなので、

500万円を目標にするなら1haの土地を得られるようにしましょう。

という話になります。

結構ほんとにこういう感じで決まっていきます。

 

ここで仮に、

農家:「イヤ、おれはチャンスだと思っているトマトをやりたいんだ!

と言うとするじゃないですか。

そうすると、

担当:「トマトはしてもいいけど、とりあえずタマネギは作ってくださいね

みたいな話になることが多いです。

 

タマネギでもちょっと違う種類、例えばペコロス*4を作るなんて言ってもたぶん反対されると思います。

地域で流通経路持ってないですしそれが売れる見通しも持てるわけじゃないので。

 

なので作物も案外自分で決められるわけではありません。

 

《販路(売り先)》

一番最初に書いたように販路が決まってる人はいいんですけど、

そうでない人の売り先は大きく2つになります。

販路1:農協

販路2:直売所

あとは親戚や知り合いとかになると思います。

 

で、この2つの売り先では“稼げない”から2つ目のような記事が出るわけです。

【絶対辞めとけ】素人が農業で稼ぎたい!なんて考えは不幸になる | フリーランス農家

(個人的には言いたいことはちょこちょこあるんですけどとりあえず今回は置いておきます。)

 

稼げなくなった理由は各作物によって様々だと思うんですが、

多くの農家に影響を与えたのが1995年の食糧管理法廃止でした。

日本の基幹作物は米で、大体どんな農家でも田んぼを持って米を作っています。

それまでは1俵(=60kg)≒2万円程度で価格は安定していましたが、食管法廃止を皮切りに漸減していき2014年にはついに1万円を切り9000円台に突入しました。

【米価暴落】空前の低米価 農家経営を直撃|クローズアップ|米・麦・大豆|JAcom 農業協同組合新聞

 

たった20年で米の価格は半分になってしまったということです。

米(≒メインの商品)が常に50%OFFのセール状態って辛すぎませんか?

つまり農家は「大口の稼ぎ口」を失うことになったんです。

まずこれが理由の一つとして上げられます。

米の消費は徐々に減ってきていたので仕方ない部分もあるんですが。。。

 

《販路1:農協 で稼げない理由》 

野菜や果物も消費量は漸減しています。*5

参考で貼っているURLは農水省がまとめたものです

1971年〜2011年で一人あたりの野菜消費量は約25%減少。

果物は横ばいですがこの間輸入果実が入ってきており国内生産の果物は消費減少傾向にあります。

野菜・果物ともに価格はあまり変わってないんですが市場が縮小し続けているため必然的に売上も落ちていってます。*6

また単価の高い生鮮品としての需要が減少し、

単価の安い加工品としての需要が増加しています。*7

 

さらに、小売が巨大化したことによる価格交渉は小売が有利の状況です。

単価が押し下げられることはあっても単価を押し上げられることはありません。

また、JA出荷の場合、売上からもろもろの手数料が引かれるため、

最終的に振り込まれる金額は(想像していたよりも)多くありません。

 

そしてJA出荷で左右されるのは、

その地域のJAが

あなたの作っている作物に力を入れているかどうか

JAも統廃合等で人員が少なく人手が足りません。

彼らとしても不本意ではあるのですが、

作物によって優劣が生じマイナーな作物にはあまり力を入れられないのが実情です。

だから就農する時にその地域でよく作られている作物を勧められるんですけどね。

 

《販路2:直売所 で稼げない理由》 

直売所ってどこも結構賑わってる雰囲気ありますよね。

色んな所から人がやってきて売上も結構あるみたいな話聞いたりしますし実際にこういうニュースもあります。

news.livedoor.com

が、みなさん直売所の野菜って安いなーと思ったことありませんか?

特に消費者の方に知っておいて欲しいんですけど、

直売所があれだけ安いのは採算を度外視してるからです。

 

直売所は値段を農家自身が決めるところが多いのですが、

値付けに慣れていないということと売れ残りを出したくないという心理が作用し価格は“安く”設定されがちです。

特に、ご高齢層等、退職後に年金をもらいながら農業に従事している方たちは(全員ではありませんが)利益率等を考えていないということが往々にしてあります。

しかも、旬の時期になると競合が増え値段がどんどん押し下げられていきます。

 

収入の口が複数ありかつライフステージにおける支出が少ない人と、

収入の口が一つでかつこれから条件さえ揃えば支出が増えていく人

では前提条件があまりに違いすぎます。

 

*注*

“稼げない”と書きましたが、直売所でもパッケージで差別化したり調理法をセットにしたりして稼いでらっしゃる方も沢山いらっしゃいますし、当然JA出荷で稼いでらっしゃる方も沢山いらっしゃるのは存じ上げております。

ただ、それも一定の条件に当てはまる人でそうじゃない人も沢山いるよねということで書いております。

ここまで読んでムッとした人がいたらごめんなさい。

 

農協・直売所以外の販路とは?

「じゃあどこで稼げばいいのよ」

 

という話です。

 

農家の“基本的”な売り先である

《農協》と《直売所》では稼げないとすれば

どこがあるのか。

 

 『自分で販売する』

 

が残ってます。

 

主な方法は3つ。

 

1.流通・小売・飲食店などとの契約販売

 

2.ネットモールなどインターネット上での販売

 

3.(ネット等を介さず)消費者への直接販売

 

それぞれのメリット・デメリットをお話していきます。

 

1.流通・小売・飲食店などへの販売(BtoB)

最近では卸レベルでも市場を経由しない販売が増えており

一段飛ばして、直接小売や飲食と繋がることへのハードルは下がってきています。

また小売や飲食も差別化を図るために、

”地域密着” や ”農家との直接的な繋がり”

をアピールポイントに掲げるところが多くなってきており需要は増えています。

メリット

・間に人を介さない分、中間流通コストを抑えることができる。

・安定して購入してもらうことができる。

デメリット

・質の維持、量の確保をし続けなければいけないため相応の技術が求められる(当然ではあるんですけど…やぱ難しいんですよね)。

・売り先の経営状態に左右される。

 

2.インターネットでの販売(BtoC)

Amazon楽天、ヤフーショッピングのインターネットモール販売も随分ハードルが下がりましたし、

それ以外にもネット上に気軽に出店できるサービスがたくさんあります。

メルカリで売ってる人もいますし、BASEでも販売してる人いますね。

また、インターネット上で農産物販売を行っている会社も数え切れないほどあります。
(そしてどんどん出てくる)

掲載してもらう条件等は会社によって違うと思いますがそういうところで販売してもらう手もあります。

メリット

・集客を自動で行ってくれる(“売れる”は別の段階であることに注意)。

・出荷量のコントロールが可能。

デメリット

・顧客との関係性を構築しにくい(安定・継続した販売に結びつきにくい) 

・モール等への出店の場合はWebの知識が必要(場合によっては初期費用がかかる)

 

3.消費者への直接販売(BtoC)

ネットサービスを使っての販売ではなく、

農家自身がHPやブログなどを作って野菜の販売等を始める方も増えてきました。

個人でされてる方から組織で営農されている方まで、各々が独自色を出して売り出すようになってきました。

メリット

・消費者と直接やり取りができるため継続した関係になりやすい

・間に人を介さないため利益幅が大きい

デメリット

・集客がかなり難しい

・他の農家との差別化をはかりにくい

 

それぞれ書いてきましたが、どれも一長一短あります。

 

話はもう少し続くのですが、

ここでよく陥りがちな話を。

とっても大事なお話です。

 

コラム的に:《東京》は金のなる木ではない

すっごい大事なので別枠で書きます。

これほんと大事です。

 

 

すっごいよく聞くんです。

東京って人が多いイメージあるから(実際に多いんですけど)、

 

「《東京》だったら高く売れるんじゃないかなー」

 

とか

 

「《東京》の人だったら買ってくれそうじゃない?」

 

とか。

 

 

言っておきます。

 

 

東京は金のなる木じゃありません!

 

 

というか、東京含め“都会”に住む人はめっちゃシビアです。

 

似たような商品が沢山ある中で、

それぞれの情報を精査して選び取っています。

広告のシャワー、セールスのシャワーを浴び

「金を使え金を使え」

と責め立てられています。

だから、商品を見る目がどんどん厳しくなっていくんです。

 

『自分にとってこの商品が必要かどうか』

『この商品の購入は自分にとってプラスかマイナスか』

 

の判断を、とっても厳格に行います。

当然ですが“無駄な出費”はしません。

 

そして!!

《東京》は需要が大きい分、当たると大きいので競合がとっても多い。

なので、ちょっとでも振り向いてもらおうとみんな広告・宣伝に力を入れます。

もちろんそれなりのお金を注ぎ込んで、です。

 

さらに!!

関東近郊って農業県ばっかりなんです。

東京をぐるりと取り囲むように配置された

(西から時計回りに)神奈川、埼玉、群馬、栃木、茨城、千葉…

この6県全部が農業県です。しかも超農業県。

 

これらの網をかいくぐって初めて《東京》に到達できます。

大変なんです。東京って。

東京への進出を考えているならしっかり戦略を立てないと、お金ばっかり使うことになります。

固定のお客さんを持っているマルシェに出店して認知度を上げて売っていくとか、

ひとっ飛びにメディアでの露出機会を作ってしまうとか…

マルシェ出店もメディア露出もそこそこお金かかるので、

ツテなしで行くとしたら資本力が必要になってくるかなと思います。

 

いずれにせよ《東京》は考えてるよりもかなり厳しいところです。

魑魅魍魎の世界なのでお気をつけください…。

 

 

答え:“普通”の農業で稼ぐには

話をもとに戻します。

そしてこの記事の“答え”です。

 

個人かつ小規模で営農されている方が勝負すべき場所は

ネットでも大消費地でもなく、

あなたの地元

です。

 

特に、

個人消費者に向けた野菜等の定期販売

です。

 

理由は…

1.ライバルが少ない

2.顧客と安定継続的な関係を作ることができる

 

の2点です。

 

そもそもネットも大消費地

全国から猛者(=ライバル)が集まっています。

資金が潤沢なところは広告にお金をかけています。

HPも見栄えの良いものを作っています。

ダイレクトメールを送り、情報を届け、

リピート購入への道筋にも余念がありません。

 

ただでさえ天候の変化に左右され、

ともすれば農作業が積み上がっていくのに、

一人でそこまでするのは無理です。

となれば専任で広報してくれる人を一人雇うしかありませんが、

“広報”がお金を生み出すまでにはタイムラグがあります。

その間を耐えられるのか…もポイントになってきます。

 

だから、ライバルが少ない“地元”で勝負するんです。

『同じような作物を作っている人はたくさんいるし…』

とお思いになるかもしれませんが、

一般消費者に向けた戸別配送

を行っているところはほとんどありません。

 

東京から送られてくるものよりは地元のものを食べたいと思うものです。

逆の立場だったら

「わざわざ東京にお金落としたくないな」

って思いませんか?

 

一度お客さんになってくれた人の大半は継続して購入してくれますし、

ミスや齟齬があっても直接お会いすることができるので傷口が大きくなりにくいのもメリットです。

“地元”を狙うメリットは上げだせばキリがありません。

生産〜消費までの距離が近いので新鮮さを維持できることもそう。

その気になればいつでも農地まで足を運んでもらえることもそう。

顧客の顔が分かるから伝えるべきメッセージが明確になりやすいこともそう。

 

何度でも言いますが、

個人小規模でやってる方は、

絶対に“地元”で勝負すべきです。

今伸び悩んでる農家さん。

これからの方針を考えている農家さん。

地元での販売をぜひ検討してみてください。

 

 

最後に、私のメルマガをご紹介しておきます。 

もし

「地元で販売したいけどやりかたがわからない」

という方がいらっしゃったら、

コメントかもしくはメルマガ登録後のメールに直接返信してご連絡ください。

きっとお役に立てると思います。

あなたの農業生活がよりよいものになるための応援を

ぜひさせていただければなと思っています。

 

 

 

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*このあともちょこちょこ加筆修正を加えていきます。

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*1:明確な定義はありませんが、ここでは〜2haくらいまでを小規模とすることにします

*2:営農計画や就農計画といったりします。

*3:指定野菜の生産地として定められている地域

*4:小型のタマネギでヨーロッパで煮物やスープの具として使われたりする

*5:

http://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai_zyukyu/y_h29_mitosi/pdf/yasai_shohi_jyokyo.pdf

*6:

http://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/h27/h27_h/trend/part1/chap2/c2_0_01.html

*7:

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/suishinkaigo2018/nourin/dai2/siryou.pdf