「ちょこざいなっ!」

お酒を飲みながら日々の雑感をダラダラとつづるブログ

農家の分類

 

taku1907.hatenablog.com

 一昨日こんな記事を書きましたが、あまりに端折って書きすぎたために誤解を生んだんじゃないかなーと思います。

そこで、肥料と農薬の使用の多寡に観点を置いた農家の分類を持って前記事の補論としたいと思います。

さぁ、ちゃんとまとまるのでしょうか。見ものです。

 

『農家』と聞いて思い出す風景や人は様々だろうと思います。

秋田県大潟村の人なら広大な水田でしょうし、群馬県嬬恋村の人は玉ねぎ畑、青森県の人は点在するりんご園が頭に浮かぶでしょうし、人によっては地元のおじいちゃん・おばあちゃんや関わりのある農家さんを想起する人もいるでしょう。

農家と言ってもそれぞれなんです。

 

なので、農水省の統計でも『専業農家』『兼業農家(一種、二種にわかれる)』等と分類しています。

(今はこの分類やめて、主業農家・副業的農家にしてるんやったかな?ちゃんと知りません。すみません。)

この分類では農業収入や農業従事日数の多寡により分類されています。

学部時代は楽ちんなんでこの区分けで物事を考えていましたが、きちんと捉えるにはもっと他の分類を考えればよかったと今思いました。

なので今からやっていこうと思います(やっぱり逸れてきた)。

 

前回『肥料と農薬』について書いておりますので、今回の(私の勝手な)分類は

▼肥料・農薬(多・少)に加え、

▼面積(大・小)

栽培作物数(多・少)

の3項目で分類していこうと思います。

ちなみになんでこの3項目かというと、なんとなくです。

それなりに理由は説明できますが長くなりそうなので端折ります。

そして、めんどくさいので「肥料・農薬」は一括り。かつ「少」には全く使わない「無」も含むこととします。

また、面積と栽培作物数は私の勝手な感覚で分類していきます(なので正確ではないことにご留意ください)。

この3つで分類すると以下のようになります。

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肥料・農薬を少なくしている人、全く使っていない人はいわゆる有機栽培"的"になり全体の1割にもみたない(はず)ですし、ここは論点じゃないと思うので省きます。

そうすると、

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こうなります。

これを細かく解説してもいいんですが、ざっくり分類すると、1,2,4と3に分かれると思います。

3は自家消費が中心の自給的農家。でしょう。たぶん。

肥料・農薬を基準通り使う慣行栽培では単価の向上は見込めず、さらに面積が小さいということはつまり収穫量が少ないということなのでそれによる収入が大きく見込めない。ということは農業で生計を立てようとは思っていないのではないか。という推察です。

では、1,2,4はどういう農家かというと指定野菜等を生産している農家です。たぶん。

指定野菜とは、キャベツ・玉ねぎ・人参等、年間とおして消費される野菜14種で、それらを安定的に供給するために産地が指定されています(指定産地)。

 

前回の記事でも書きましたが、肥料・農薬の使用目的はリスクの低減です。

指定野菜や指定産地の根拠法は『野菜生産出荷安定法』というものなのですが、その第一条には、

この法律は、主要な野菜について、一定の生産地域におけるその生産及び出荷の近代化を計画的に推進するための措置を定めるとともに、その価格の著しい低落があつた場合における生産者補給金の交付、あらかじめ締結した契約に基づきその確保を要する場合における交付金の交付等の措置を定めることにより、主要な野菜についての当該生産地域における生産及び出荷の安定等を図り、もつて野菜農業の健全な発展と国民消費生活の安定に資することを目的とする。

とあります。

この出荷安定法、ひいては指定産地制度があるために日本のフードシステムの安定性は維持されていると私は考えています。

そしてこの指定産地が安定して生産していくためには肥料・農薬は欠かせないだろうと思います。

農家はそれらを使う前提で技術を磨いてきたわけですし。

 

ここ最近いろんな人と話してて感じるのは、有機農業を行う際の営農上のリスクが共有されていないということです。

いたるところで有機農業という言葉が飛び交い実践している人も増えてきているため、

『肥料や農薬を減らすことは簡単にできるのではないか』

という認識をお持ちの方が多いのかもしれませんが、この高温多湿の国で病害虫の発生を抑えることは非常に困難ですし、現在の種や土、流通においても"有機農業向き"ではありません(それゆえに有機農産物が高額になるのです。これもまたどこかで補えれば)。

そして、指定野菜等に関してはその性質上『必ずしも有機的に行う必要はない』というのが私の主張です。

もちろん前回も書きましたが「肥料・農薬が過剰になっている」可能性はあるのでその見直しは必要だろうと思いますし、そういう動きも出てきているみたいです。

 

生産者と消費者が隔絶されて久しい今、相互理解までの道のりは長いだろうと思いますが、少しずつ情報を載せていければと思います。

 

以上、補足でした。

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